最近、特にアイドルストップ車のバッテリー交換時には、リセット作業が必要な車種が増えています。
トヨタやニッサンでは電流積算値のリセットが必要であり、マツダではバッテリーの初期化とi-stop設定が必要です。ホンダでは内部抵抗平均値の初期化が必要
一方で、ミツビシ、スバル、ダイハツ、スズキでは現在はこれらの作業が不要です。
これらのリセット作業を行わないと、アイドルストップが停止しない、または停止するがそのうちしなくなるなどの問題が生じる可能性があります。
E12の場合は、バッテリーの交換後に電流積算値のリセットが必要です。これはアイドルストップからのリスタート回数とその時に使った電流値を積算しており、閾値を超えるとアイドルストップが停止します。そのため、バッテリーを交換した時には電流積算値のリセットや、スターターモータを交換した時にはリスタート累積数のリセットが必要です。
このようなリセット作業は、ディーラーで使われるコンサルトⅢや対応している汎用診断機が必要であり、車両側では行うことができません。
リセット作業を怠ると、積算値が閾値を超えた場合にアイドルストップが機能しなくなる可能性があります。